側方宙返り、略して側宙です。英語でサイドエアリアル(Side Aerial)といいます。側方に宙返りする技です。
女側宙ともいいます。
踏み切り足で踏み切って、振り足を振って跳び、大きく開脚して片足ずつ着地します。
手を地面につけずに側転をする、という感じで行ないます。
説明の便宜上、以下サイドエアリアルとします。
(体操競技規則集には「片足踏み切り側方宙返り」と記載されていました。
2016年からの規則では削除されてしまっていますけどね。悲しいなぁ・・・)
【 練 習 方 法 】
その1 サイドエアリアルについて理解を深める
各局面の名称を理解 -Understand the each scene-
説明の便宜上、サイドエアリアルの各局面の名称を理解しましょう。各局面でのポイントも理解しましょう。
管理人のサイドエアリアルは踏み切り足が左足で、振り足が右足です。逆の方は左右逆にとらえてください。
【踏み切り】
・踏み切り足(左足)で強く踏み切る。
・上半身を落としてから踏み切る。
・振り足(右足)を強く振り上げる。
【跳び】
・アゴを引いて身体を締める。
・振り足だった右足をすばやく回し地面につけようとする。
【着地】
・振り足だった右足から着地。
側転(側方倒立回転)とサイドエアリアルの違いを理解 -Understand the difference between Cartwheel and SideAerial-
側転(側方倒立回転)とサイドエアリアルの違いは、地面に手をついているかいないかの違いです。
側転(側方倒立回転)で地面に手をつく時間を少しずつ減らしていって、サイドエアリアルに発展させていく練習をしましょう。
その2 サイドエアリアルを習得するための側転(側方倒立回転)を習得 -Master the Cartwheel for the Side Aerial-
サイドエアリアルを習得するための側転(側方倒立回転)を習得しましょう。
安全面においても、側転(側方倒立回転)ができないままサイドエアリアルの練習をするのは大変危険です。
側転(側方倒立回転)をするときは、アゴを引いてすばやく足を振るように心がけましょう。
常にサイドエアリアルを意識しましょう。
動画では良い例と悪い例を紹介しています。
※側転(側方倒立回転)は別ページにて詳しく練習方法を公開する予定です。更新遅れてゴメンなさい。
その3 側転(側方倒立回転)をサイドエアリアルに発展 -The Cartwheel to the Side Aerial-
サイドエアリアルのための側転(側方倒立回転)ができるようになれば、あとは手をつかないようにしていく練習になります。
側転(側方倒立回転)→とび側転→とび片手側転、と発展させていき、最終的にサイドエアリアルの形になります。
いずれも踏み切りの局面で、踏み切り足で強く踏み切り、振り足を強く振ります。
すると身体が跳び上がります。跳んでから手をつきます。手をつかないと頭を地面にゴッツンコです。注意しましょう。
サイドエアリアルのコツを再度まとめると、
1、踏み切り足で強く踏み切る。
2、振り足を強く振る。
3、空中では身体を締めてアゴを引き、振り足をすばやく地面につける。
以上になります。
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