前回、倒立バーの作製方法を公開しました。
2019年、もう一丁作ることにしました。材料はすべてホームセンターで入手しました。
作製図
ダウンロードしたりプリントアウトしたりすると便利です。
材料
画像 | 材料名 | 入手できる場所 | 値段(税抜額) | 数量 | 備考 |
丸棒(米ヒバ棒、Φ35×長さ900ミリ) | ・ホームセンター | ・500~1000円(ホームセンターでは長さによって変動) | 1本(カットして2本にします) | 一般に倒立バーの直径は35ミリです。 | |
ツーバイ材(38x89x1820ミリ) | ・ホームセンター | ・300~500円(ホームセンター) | 1本(カットして4本にします) | 割れてないもの、節が少ないものを選びましょう。 | |
スクリュービス(4.2×75ミリ) | ホームセンター | ・ステンレスならセットで200円程度。 ・鉄ならセットで100円もしない程度。 |
4本 | ・長すぎず短すぎず適度な長さのものを選んでください。
・100円ショップのビスは脆いです。ネジ頭がすぐナメってしまいます。 |
作り方
丸棒をカットします。
長さ900ミリの丸棒を4等分しました。長さはお好みで良いです。
ツーバイ材をカットします。V溝を切ります。
160ミリずつカットしました。長さはお好みで良いです。
自信がないので補助線を引きながらカットします。
肩の切り落としは寸法を測らず、だいたいこのへん、で補助線を引いてカットしました。
したがって、ちょっぴりいびつですね笑。
V溝が4つとも合っていれば問題ありません。
一旦丸棒を載せて様子を見ます。高さは均一か、歪みはないか、等をチェックします。ツーバイ材のとがっている部分にはヤスリがけします。
ボンドで仮の固定をします。
V溝部にボンドを塗り、丸棒とツーバイ材を仮固定します。
キリでスクリュービスを通すための穴をあけます。
キリでだいたいこのへん、と対角線の交点の狙いをつけます。狙いは丸棒の一番高い場所でツーバイ材の中心です。
だいたいこのへんだぁ~!と軽く跡をつけます。
垂直になっているか確認しながらキリもみしていきます。
スクリュービスで土台となっているツーバイ材と固定します。
森泉さんリスペクトです。
スクリュービスが奥まで入らないこともあります。そんなときは・・・、
人力でねじこみます。プラスドライバーを使って力をこめてスクリュービスを奥まで入れます。
仕上げのやすりがけをします。
角を滑らかに、滑らかな木肌になるように、丁寧にやすりがけしましょう。
完成しました。
管理人も愛用しています。小さいサイズで持ち運びしやすいのでいつでもどこでもトレーニングできますね☆
こちらは古い段違い平行棒に台を設置したものです。作り方は近日公開☆
(補足)材料選びはとても大事!
100円ショップのセリアの麺棒で試しに作製しました。木の材質はポプラです。
日がたつにつれ毛羽立ち、ヒビ割れが出てきました。これでは倒立バーとして使い物になりません。
ググるとポプラの木は柔らかくて弱くて毛羽立ちやすいそうです。勉強不足でした。ポプラはマッチ棒の材料として扱われる木材とのことです。
外して作り直しです。ビスを外して足で踏んづけて外しました。
管理人が旧サイトで作製方法をアップしたとき(2007年)は品揃えが少なかったですが、2023年現在は色々な倒立バーが販売されてますね(^^)
トレーニング人口が増えてきたということでしょう。
うれしい限りです♪
|
よくあるQ&A
市販されているプッシュアップバーで倒立練習してはダメですか?
ダメではありません。市販のプッシュアップバーでも倒立練習は可能です。
しかし、一般にプッシュアップバーでは握り部分が細いため、倒立がしにくく手に食い込みやすくなってしまいます。
したがって倒立練習は倒立バーを使用する方がベターと言えます。
木の温もりもうれしいですね。
床で倒立練習するときとの違いは何ですか?どんなメリットがありますか?
床で倒立練習するときは指先で床をつかむようにしてバランスをとります。
倒立バーで倒立練習をするときは握りによってバランスをとります。
これが一番の違いです。手で床やバーを押す、という点は同じですがバーを用いた方が押す感覚がつかみやすいです。
握りがあることで手首を痛めにくくなります。
そこからハンドスタンドプッシュアップ等をするときも可動域が広がります。
プランシェ(上水平)やブイシット(脚上挙)等、他の技に発展させる練習もしやすくなります。
倒立バーでトレーニングしているとツルツル滑ってしまいます。どうすれば良いでしょう?
床に100円ショップの滑り止めシートを敷くと滑りにくくなります。
ゴムシートを倒立バーの土台に貼り付けるのも有効です。
折れないですか?
この世に壊れないものというものはありません。
折れる可能性もゼロではありません。
当サイトでは作製方法をアップさせていただきましたが、あくまで自己責任でお願いします。
あしからずご了承願います。管理人は毎日使用しておりますが、折れる気配もなく安心して使用できています。
コメントを書く